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ビワマスのレイクトローリングに必要な琵琶湖情報アーカイブ
ダウンリガーにレッドコアライン、はたまたダイバーやジェットによるトローリング法の数々
学術的データを駆使し、湖の状況を的確に判断

日本最大のトラウトフィールドで、あなたはビワマスをどう攻略する?

2012年9月17日月曜日

藤本名人のアシスタントで琵琶湖に出撃


9月15日土曜日の釣果報告である



この間一緒に北海道に行った藤本テンカラ名人から入電があった

「もしもし~ 金曜日釣行けへんかぁ~」
「ビワマスやぁ~」
「はぁ~?平日ですやん」
「魚獲らなあかんねん」
「ちょっと知り合いに持って行くことになってん」
「金曜日は無理ですなぁ...東京からお客さん来はりますねん」
「土曜日やったらあきませんの?」
「うちも仕事落ち込んできてまして工場止めますねん」
「よっしゃ!土曜日や」
「土曜日つきおうてや」
「はいはい~」

で、次の日
また藤本ビワマス名人から入電である

「おい!台風の影響で風出るぞ!」
「え...台風来てるんですか?」
「知りませんでした...」
「沖縄より向こうやけど風の影響あるみたいやぞ」
「へ?そうですかねぇ...」
「風吹いたらするぅぅぅ~~」 

「ど~する言うたかてしゃ~ないですやん」
「朝早よ出て昼までに上がってしまお」
「朝何時にしよ」
「ほな5時くらいですか...ねぇ」
「わかったぁ~ 5時マリーナにしよ」


朝、3時に起きてファイブオ~シャンまで車でトコトコと
まだ薄暗い海津大崎から見る琵琶湖は波で黒く見える
風も少し吹いている

ファイブオ~シャンは奥琵琶湖大浦ナベシマ船長母港のお隣のマリーナである



これが藤本艇である
船体の割に巨大なエンジンとサブエンジンが積んである

港を出撃するとやはり少し波がある


今日は大潮
下げ止まる手前の時間であったので
竹生島の西側、名人の実績エリアを探るところから始めた


ポツリポツリとアタリはしたものの
キープサイズは3匹
が、しかしふだんならリリースサイズである

潮も下げ止まったころ、このエリアを諦め
姉川沖を目指す
風も結構吹いてきた

風向きから考えて
長浜沖の浅いエリアから追い風で深いほうへ曳くという考えだ

フロントエレキがついていないので
こうするしかないとなかなかきついものがある

長浜沖の到着すると、ますます風が強くなっている
当然白波だらけ

押され押され曳っぱるものの当たらない
そうこうするうちにダウンリガー本体に大きなアタリが出た!
ドラッグからワイヤーがズルズル引き出されていく

「わ~~網に掛りました~~」
「ダウンリガーが!ぁあああ」

「ブイ見えんかったぞ!」
「せやけど掛ってますで」

メインエンジンでバックである
これが一人で乗っていたらと思うとぞっとする
風が強すぎる

バックしてバックして
ワイヤーを手繰っていくとロープが見えてきた
そんでもってまた手繰っていくとウエイトが見えてきた

よかった
すんなり外れてくれた

もう少しバックが遅れていたら
ダウンリガーがもげていたのではないか...
そういえば最近そういう話を耳にしたことを思い出した
あっと思ったらダウンリガーがマウントからもげていったという話を

皆様もお気をつけられたい
特に白波の時はブイが見えない

 ここも諦めてまた移動
島の東側

押され押されてやはりアタラない
「お~サイテーやのぉ!」
「あきませんなぁ...」
「釣れるまで帰れへんど」
「....」
「この辺もアカン、移動や」
「どこ行きます?」
「ん~大崎の辺、行こ」
「大崎ですか」

そんでもってまたまた移動
バシャバシャと水をかぶりながら
私の操船である
名人にたんまりと水をかぶっていただいた





【つづく】

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