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ビワマスのレイクトローリングに必要な琵琶湖情報アーカイブ
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2012年9月12日水曜日

ちょっとさぼって北の大地にイワナ釣り③


北海道3日目
もう一つのターゲットの川

昨日、下見に行った時
林道入り口に車が一台止まっていた
ちょうど入れ違いであったので釣人かどうかの確認は取れなかった

しかし釣り人以外には用がない場所である
あたりまえだが

故に今日、この川に入るかどうか少し悩んだのであるが
林道を1時間くらい歩いたあたりから川に入るので
たぶん大丈夫やろうとこの川に入ることにした

「おー...昨日入っとったらサイテーやのぉ~」
「アカンかもしれんのぉ~」
「入っとったらどするぅぅぅぅ~~」
と藤本名人

「またや...どーする言うたかてしょーがないですやん」
と心でつぶやきながら

「大丈夫でしょ...たぶん」
「なんとかなりますよ」
なんて根拠のない生返事を繰り返した

しかし林道とは想像した綺麗な道でなく
草ボーボー
しかも人の丈ほどもあるではないか...



草や枝をかき分けかき分け歩いていく
「え...こんな道1時間も歩くん...」



【歩きながらパチリと撮ったのでブレブレで申し訳ない】

しかもところどころにがけ崩れまである
危険極まりない



 
そんなにきつそうには写っていないが
これがまた急斜面になっている
反対を見ると川まで崩れこんでいるではないか


川がずいぶん下のほうに見える
まだ新しいがけ崩れのようで一歩滑ると川まで落ちて行くこと間違いなしである

そして歩き始めで4、50分
「このアタリやで」
「ここから降りよかぁ」

支流にかかるコンクリートの小さな橋の袂を降りる
橋には昭和30年ごろに作りましたと書いてある
ヒグマのいっぱいいるこんなところによう道つけたなぁってかんじである
昔の人はすごかった

水量もそこそこある
昨日の川とはまたちょっと違った渓相の川である

そして、やおら釣開始である


が....
が、である


「ん?」
「ん~?」
「???」


「お~釣れへんやんけ!」
「全然反応無いやんけ!」
「ここで出ーへんかったらアカンぞ! 」
「どーなってんねん!」

お魚の反応がない
パシャりとも出てこない

「やっぱり昨日入っとんのやぞ~」
「サイテーや!」

名人、お怒りである
川に入って半時くらい
反応が全くないのである



こんな溜まってそうなとこでも出てくれないのである

「....」

 そうこうするうち
「おっ!」
っと小さなイワナが食って来た

「小さいのぉ~」
を皮切りにお魚が食いだしてきた

ポツリポツリ

そしてドライタイプの毛針にパシャパシャと反応しだした


一匹釣れるごとに
もしくは葉っぱにひっかかる毎に代わる代わるに釣り上る

そして尺も交じってきたりして結構なペースになってきた
ビク担当は私である

昨日もそうであったが、四十肩になっている私の肩にだんだんと食い込んでくる
重いやら痛いやら


そして4時間くらい釣り上ってくると魚止めの滝が見えてきた
「あれで最後や」
「あの上にも居るやろうけど行ったことないねん」


水量もそこそこある
いかにもお魚が溜まっていそうなプールになっている


ここでトドメのように名人が尺上をキャッチ
厳つお顔をしたメスであった

「終了や!」


やおら名人、釣ったお魚の腹を出しだされた
私は隣でパンを食べながら
ほっと一息である

静かな渓に心地よい川の流れである

流れ落ちる滝の音も心地よい

「終わった...」 

 



そして
「ほな行こか」
と急斜面を登って川とお別れである




 

またあの草ボーボーの林道を1時間ちょっと
ひたすら歩いて行ったのであった
























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